消せる、消える、フリクションボール。

先日このブログで面白い商品が入った!とお知らせした、摩擦熱でインキの色が無色になる「フリクションボール」ですが、今リパップにも結構注文が来ているようです。中には「100本欲しい」と言ってくださったお客様もいらっしゃるようで…。
やはり跡が残らずインキ自体が無色になって消えるボールペンって魅力的なんですね。
あとあれですね、ボールペンの他に消しゴムとか、消す道具が要らないのもいいです。ボールペンの軸後部にあるラバーで擦れば消える!!消しゴムとかは使っているわけじゃないので消しカスも出ませんしね。(めんどくさがりには丁度いいかと。便利ですよね笑)

このフリクションボールを開発したパイロットさん、かなり時間をかけて作ったものらしいです。フリクションボールは熱によって消える、というボールペンですが、「温度変化によって色が変る」だけのインクなら、1975年にはすでにあったそうです(そのときのインキの名前は「メタモインキ」)。しかしそれには「変色した後すぐにもとに戻ってしまう」という弱点があったそうな。長い間の研究の末、2005年に現在のフリクションボールにつかわれている「フリクションインキ」が完成。完成したものはマイナス10℃〜65℃の範囲で変化を保てるというものでした。
これからパイロットさんはもっと色の種類を増やしたり、今までより細い線の書けるフリクションボールの開発にあたるそうです。楽しみですねー!

http://www.repap.co.jp/chirashi/3/1/index.php
↑こちらに画像付でフリクションボールのことを説明しています。

ちなみに「フリクションボール」の「フリクション」は、「摩擦」と言う意味です。まんまですね(笑)(それなら「erase ball」でもいいじゃんとか思ったりもしました(けどそれじゃ消しゴムと差別化できませんね))