この時期になると、綺麗な小川がある地域では蛍が見られるところもありますよね。(近年は水質汚染などで蛍が見られることも少なくなりましたが・・・)


日本で蛍と言えば、やはり一番良く聞くのはゲンジボタルでしょうか?またはヘイケボタル。(ヒメボタルもいますね・・・)
「ゲンジ」「ヘイケ」と聞くと、やはりこの2種の名前の由来は源平合戦で有名な源氏と平家かと思いませんか?


どうやらちょっと違うみたいです。
「源氏」と聞いて頭に浮かぶもの、武士の源氏以外には他になにがあるでしょう?


いろいろ説はあるようですが、現在有力な一説として紫式部の書いた源氏物語に出てくる「源氏 蛍の光を借りて玉蔓の容姿を示す」という一節になぞらえたものではないかと言われています。
そして、後に発見されて名付けられた方の蛍には、ゲンジボタルよりも小さく光も弱い、という理由から(源平合戦の敗者=平家ということもあり)「ヘイケボタル」とされたそうです。(これなんだかちょっと酷いですね・・・^^;)



蛍は今、農薬などによる水質汚染、建設などによって住処をなくすなどの理由により、どんどん減少している生き物の1種です。
すっかりいなくなってしまって、「初夏には蛍」という意識がなくなってしまわないように、少しずつでも環境について考えていかないとなりません。