なければないで成り立たない

6月17日は「砂漠化および干ばつと闘う国際デー」だそうです。


今世界中で砂漠化が大きな問題となっていいます。毎年九州と四国を合わせた面積とほぼ同じ土地が砂漠化していっています。
これに対して「砂漠化対処条約」を発行し、179カ国が加盟しています。日本も加盟国です。これは砂漠化が特に深刻化しているアフリカを中心とした国々が、砂漠化の具体的対応策を考えて、この加盟国に提案し、それに対して資金援助を行うという形なんだそうです。

砂漠化は自然環境の変化という原因もあるのですが、今一番多い原因は、やはり人間です。森林伐採・農業・放牧のなどが上げられています。木を過剰なまでにきり、農業の為に焼畑を行い、放牧をして牛や羊が草を食べ尽くす・・・これらだ砂漠化に大きな影響を与えているといえます。また、人口増加によって更に多く食材・木材が必要になり、数年だけで一気に砂漠化することもあるそうです。爆発的に人口が増加し、経済発展も進んでいる某国では、砂漠化が深刻化し首都にまで及んでいるという事です。



ここまで書いていると、砂漠には害しかない、と思ってしまいそうです。しかし砂漠にも、一部「ないと困る」なんて意見もあるのです。
例をあげると・・・
イタリア、スペイン、ギリシャ・・・割と高経度な国々であるにもかかわらず、温暖な気候です。
実はこれ、サハラ砂漠上空の熱い空気がシロッコという南風で吹き付けているためなんです。サハラ砂漠が緑化してしまったらシロッコが吹かなくなり、南ヨーロッパはたちまち寒冷地になってしまいます。そうなると、温暖な気候に恩恵を受けている国々は一体どうなるでしょう・・・?



上で書いたように、砂漠化が進んでしまうと困るものですが、完全に緑化してしまうと困る・・・という2つの面があり、視点を変えてみることで面白い事がわかるなと思ったのです。不謹慎かもしれませんが・・・






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