櫛の日

9月4日は「くし」と読めることから「櫛の日」です。(やはり語呂合わせ・・・)
美容関係者がくしを大切に扱い、美容に対する人々の認識を高めてもらおうと制定された日だそうです。



今までまったく知らなかったのですが、「くし」には面白い逸話がいくつもあります。

・「苦死」に通じるため、道に落ちている櫛を拾うことは「苦と死を拾う」ことにつながり、縁起が悪いとされている

・古来櫛は別れを招く呪力を持っているとされ、現代の日本人でも櫛を贈答品にしたり気軽に貸し借りするのを嫌がる人もいる

・一方で、魂の宿る頭に飾るものであることから、自らの分身として旅立つ人に手渡しもした。

・日本において、「霊妙なこと、不思議なこと」という意味の「奇(く)し」「霊(くし)び」が語源である


などなど。
実はくしには呪術的な要素がたくさんあるのです。(びっくりです)
普段なにも考えずに使っていましたが・・・面白いことがたくさん隠れていたものでした。今後はくしが落ちていて「だれのかな?」って思っても拾わない事にしようかな、なんて思ってしまいました。